charityWHITE RIBBON RUN 2017に参加していただいた皆さまのエントリー費全額と、チャリティグッズの売り上げの一部を下記の活動に寄付します。

(寄付の金額により、活動内容が変更されることがあります。全ての活動が必ず実施されるものではありません。)

ネパール若者支援 ピア・エデュケーターの育成・研修・活動経費
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生理のしくみについて少女たちに説明するピア・エデュケーター

ネパールでは結婚前の若い女性が、リプロダクティブ・ヘルスや自分の身体や健康に関する正しい知識を得る機会が少ないのが現状です。もともと男尊女卑の考え方が強いネパールにおいては、生理不浄の考え方、望まない妊娠による安全でない中絶、ジェンダーに基づく暴力、人身売買なども深刻な社会問題です。さらに、2015年に大地震が発生してからは、ネパールで若い女性が、自分たちの身体を知り、身を守るための知識やスキル、さらに女性としての自己肯定感を高めるためのプログラムのニーズが高まっています。そこで、ジョイセフはピア・エデュケーターを 20名育成し、スキルアップ研修を行います。学校やユースセンターで、リプロダクティブ・ヘルス、ジェンダーに基づく暴力、望まない妊娠、女の子のための防災教育の講座が1年間できるようになります。

ミャンマーの女性支援 母子保健推進員の再研修
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研修を受ける母子保健推進員たち

世界では1日830人の女性が妊娠・出産が原因で亡くなっています。妊産婦死亡の多さは投資ブームに沸くアセアンの国、ミャンマーでも例外ではありません。ミャンマーでは妊産婦死亡率(出生10万対178)が日本の36倍と、いまだに妊娠・出産でなくなる女性の割合が高い状態です。ミャンマーの妊産婦の死亡は87%が農村部で起き、また90%は医療機関ではなく家庭で起きています。特に、デルタ地帯に広がる農村地域は貧しさに加え、河川が多いために、病院への搬送、助産師や医師による出産の立会いが難しく、多くの妊産婦の命が危険にさらされています。ジョイセフはミャンマーの妊産婦死亡を少しでも減らせるよう産前・産後と育児中の女性をサポートする母子保健推進員(ボランティア)を育成しています。今回はミャンマーエヤワディ地域チャウンゴンタウンシップ(人口:16万)で、ミャンマー保健省とジョイセフが養成した約1200人の母子保健推進員の再研修を行います。

タンザニア若者支援 ピア・エデュケーターの育成・研修・活動経費
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研修を受けるピア・エデュケーターたち

タンザニアのシニャンガ州キシャプ県周辺はダイアモンドの鉱山があり、労働者など人口の出入りが激しい地域です。日銭を得た労働者が、女の子の買春をすることも起こり、その結果、妊娠の仕組みも知らないまま、望まない妊娠をして、学校を退学せざるを得なくなってしまう、また父親が分からぬまま、シングルマザーにならざるを得ない女の子たちも少なくありません。さらに、この地域は、HIV /エイズの感染率も高く、エイズ孤児になる子どもたちも大勢います。そのような状況下、正しい性の知識が地域の若者たちに必要とされています。ジョイセフはこの地域で活躍するピア・エデュケーター25 名に対し再研修を行います。彼らが学校やコミュニティで啓発活動が1年間継続できるように活動資金(アクセスの悪い地域のため、モニタリングに必要なスタッフのレンタル車両・ガソリン経費も含む)に充てます。

寄付の仕組み

エントリー時の寄付
エントリー費全額を寄付金とさせていただきます。
チャリティ商品の販売
大会当日、会場内のブースでチャリティアイテム等を販売、売り上げの一部を寄付とさせていただきます。

ジョイセフとは

ジョイセフ(公益財団法人)は、途上国の妊産婦と女性の命と健康を守るために活動している日本生まれの国際協力NGOです。
戦後の日本が実践してきた家族計画・母子保健の分野での経験やノウハウを途上国に移転してほしいという国際的な要望を受け、1968年に設立されました。
国連、国際機関、現地NGOや地域住民と連携し、アジアやアフリカで、保健分野の人材養成、物資支援、プロジェクトを通して生活向上等の支援を行っています。
2011年3月の東日本大震災以降は、国内の被災地の妊産婦・女性支援も実施しています。